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医師紹介

ごあいさつ

さいたま市浦和区の整形外科医院を継承開業させていただいた佐々木大と申します。母校の九州大学整形外科関連病院で18年、修練を積んでまいりました。
幅広い専門分野を生かして、地域に寄り添った診療をしたいと考えていたところ、縁あって、宮田整形外科にめぐりあうことができました。
旧・宮田整形外科の「科学的な治療を地域へ」のスローガンを受け継いだ上で、さらに発展させていくことが私の今後の使命です。
MRIによる的確な診断で、私のもつ膝・股・肩関節分野での専門性を活かしつつ、脊椎等、各分野の専門医による外来で、より高度な医療を提供していきたいと考えています。
相談しやすい雰囲気づくり・わかりやすい説明を大切にしていきます。
お気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願いいたします。

院長 佐々木 大

経歴

平成17年 九州大学医学部卒
平成17年 福岡赤十字病院 研修医
平成19年 九州大学整形外科入局(以降、関連病院に勤務)
平成19年 九州厚生年金病院(現・JCHO九州病院) 整形外科
平成20年 九州がんセンター 整形外科
平成21年 麻生飯塚病院 整形外科
平成22年 九州中央病院 整形外科
平成23年 国立小倉医療センター 整形外科
平成24年 九州大学病院 整形外科
平成25年 佐世保共済病院 整形外科
平成29年 古賀病院21 整形外科
令和4年  佐田病院 整形外科
令和5年5月 宮田整形外科を継承 理事長・院長に就任
令和6年4月  名称をささき整形外科に変更

資格

  • 日本整形外科学会専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本骨折治療学会
  • 日本運動器科学会

モットー
~MRIと専門医による正確な診断、科学的証拠のある治療~

  1. MRIで正確に評価
  2. 広い分野で経験豊富な医師の診断・説明
  3. 科学的根拠に基づく治療

①MRIで正確に評価

MRIとは

磁力で評価 → 被ばくなし。ペースメーカーは不可
レントゲン:骨の形だけ
MRI:骨の質、軟部組織(椎間板、半月板、靭帯、脳、血管)
→ 得られる情報量が段違いに多い

レントゲンではわからない、MRIではわかる疾患例

骨折

腰椎圧迫骨折、大腿骨頚部骨折、小児の骨折等。 骨折当初は骨の形が変わらない。レントゲンでは診断が困難。
変形が進むとレントゲンでもわかる。 MRIでは骨の腫れが早期でもわかる → 早期診断できる!

肉離れ

筋肉の腫れがわかります。レントゲンではわかりません。

骨腫瘍

大人のがん骨転移・子供の骨肉腫などが早期に診断できます。

関節リウマチ

初期の骨病変評価:骨の腫れがわかる。早期診断できます。

頸椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症:神経は軟部。MRIないと評価困難。

腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア:神経は軟部。MRIないと評価困難。

腱板断裂:軟部損傷。レントゲンで腱板は見えません。

大腿骨頭壊死:骨の形が変わらない初期変形がわかります。

半月板/靭帯損傷:軟部損傷。MRIでないと評価困難。変形性膝関節症:骨の腫れが見えます。治療の効果判定が可能。

距骨骨壊死、関節水腫、前距腓靭帯断裂:MRIでないと評価困難

埼玉県のMRI撮影状況

10万人あたり MRI台数 3.8台 埼玉県は全国ワースト2
毎月1万人あたり MRI患者数75人 埼玉県は全国ワースト2
→ 埼玉県にはMRIが全国で2番目にすくない(H26 医療施設調査)
もっとも撮影している都道府県(北海道・香川・高知)の半分以下= 恩恵を受けていない人が多い

レントゲン・診察による手がかりしかない時代がありました。今ではMRIで、より多くの手がかりを、より誰にでもわかる形で集められます。 ほかの病院でレントゲンとったけど異常がないといわれたが、ずっと痛い。
当院でMRIをとったら原因がわかるかもしれません。原因がわかれば、より適切・効率的な治療をうけられます。

大きな病院ではMRIは予約して2週間程度待つことが多いようです。
当院ではおおむね1-2日以内にMRI施行可能です。(予約枠が開いていれば当日でも可能な場合があります)

②広い分野で経験豊富な医師の診断・説明

整形外科は実は多岐にわたる分野があります。
関連学会をざっとあげても、骨折、リウマチ、人工関節、小児、スポーツ、骨粗鬆症、脊椎、肩、肘、手、股関節、膝、足、、、まだあると思います。
ここ関東では2-3年目の若手のうちに専門を決定することが多いようです。

私は2007年に九州大学を卒業し、研修医もふくめて18年間九州大学整形外科医局に在籍していました。
医局の特色は、できるだけ広範囲の専門範囲をもて、ということでした。
私は18年間で10ヶ所の主要病院に赴任し、諸先輩方のご指導をうけ、多種多様な疾患を経験してきました。
全身の骨折手術を皮切りに、肩の鏡視下腱板縫合、手の腱断裂、人工股関節、人工膝関節、膝の骨切り術、鏡視下足関節固定術、外反母趾の骨切り術、各種良性腫瘍切除、一通り手術できるようになりました。
私は整形外科一分野のスペシャリストではなく、整形外科全体のジェネラリストです。
見当もつかない疾患はほとんどないという自信があります。整形の病気かな?と思ったらお気軽にご相談ください。

2024年4月からは、月1回土曜日に同門の東京女子医大在籍の脊椎専門医による、専門外来を開始いたします。
お気軽にご相談ください。

私のモットーは納得いった上での治療です。私の説明を聞いて、納得いくまで検討してください。素朴な疑問もご遠慮なくどうぞ。 (診療時間の有効利用のため、メモなどに手短にまとめて相談いただけると幸いです)

③科学的根拠に基づく治療

患者様によく聞かれる「ヒアルロン酸やグルコサミンを飲むと膝にいいのか?」
これには現在は明確に「ありません。」と答えています。科学的な証拠があるからです。
日本整形外科学会のガイドラインには、根拠となる論文を提示したのちに、
「効果がほとんどないこと、費用が高額なこと」を示し、推奨度D(まったく勧めない)としています。

じつはこれは最近のことです。2015年ごろにはまだ根拠がなく、
「さあ、どうでしょうね。まだ根拠のある研究がなく、なんともいえません」と答えていました。
数年前にこの科学的根拠がわかって、「効きません」と断言できるようになりました。

このように、科学的根拠はじょじょにアップデートされるものです。
医師は幅広い分野で科学的根拠がはっきりした部分とそうでない部分を、勉強し続けていく必要があります。
昭和によくあった、
「権威ある医師が、『効くよ!』といったから、なんとなくこの治療をしている」のは患者さんのためになりません。

前院長の宮田先生が設立した当法人の設立理念は「科学的な治療を地域の方々に届ける」というものでした。私はその理念をひきつぎ、科学的治療を提供し続けるつもりです。
日本整形外科学会のガイドラインを理解した上での治療、各種学会等での最新知識の習得などの地道な努力を続けていく所存です。

脊椎外科医師紹介

井上知久(いのうえともひさ)

経歴・資格

  • 2007年 九州大学卒業
  • 日本整形外科学会専門医
  • 脊椎脊髄外科 専門

2024年6月より、第1,3土曜日午前中に脊椎外科医師による診療を行います。