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MRI

MRIとは

MRIとは

強力な磁力により、靱帯・腱・神経・骨の状態を評価できる装置です。 レントゲンと比べ飛躍的に多い情報量を得ることができ、椎間板ヘルニア・腱断裂・半月板損傷・神経圧迫・ずれのない骨折・腫瘍等の診断が可能となります。(レントゲンは骨の形しかわかりません)放射線を使用しないため安全性が高い検査機器です。脳神経疾患の診断にも有用です。(当院では頭部MRIも試行しています)

当院では、日立AIRIS-IIコンフォートMRIを採用しています。この装置は従来のドーム型MRIとは異なり、開放的なデザインのオープン型MRIであるため閉塞感がありません。低騒音なので、お子様でも安心して受診いただけます。
治療時間は20-30分程度で、費用は自己負担3割の方で5000円程度となります。予約制ですが、空き枠があれば診察当日に撮像することも可能です。

MRIで分かる整形外科の疾患

  • 頸椎:頸椎ヘルニア、頚椎症性脊髄症
  • 腰椎:腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎椎体骨折
  • 肩:腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、反復性肩関節脱臼
  • 股:大腿骨頸部骨折(不顕性)、大腿骨頭壊死、変形性股関節症(骨髄浮腫)
  • 膝:半月板損傷、変形性膝関節症(骨髄浮腫)、大腿骨内顆骨壊死、靱帯損傷
  • 足関節:足関節外側靱帯損傷、アキレス腱部分断裂、距骨内顆骨壊死
  • 骨軟部腫瘍
  • 筋肉や骨の感染症
  • 筋断裂(肉離れ)
  • レントゲンでは診断できない軽微な骨折

など

当院のMRI

当院のMRI

整形外科領域に適したMRIを採用しています。当院で導入しているMRIは、通常のトンネル型MRIとは異なり、開放的なデザインのオープン型MRIを導入しています。これにより、閉所恐怖症の方でも安心して検査を受けられるだけでなく、お子様も検査中に付き添いの方の顔を見ながら受けていただくことが可能です。また、左右が開く構造になっており、通常のMRIと比較して検査時の音が小さいのが特長です。

検査の手順

当院では、医師が必要と判断した場合にMRI検査を行います。検査はご予約の患者様を優先させていただきますのでご理解の程よろしくお願いします。

1受付

初めてご来院の際は、受付で保険証の提示をお願いします。また、紹介状をお持ちの方は、受付でその旨お知らせください。

2診察

医師の診察をお受けいただきます。MRI検査の準備が整い、指示が出るまでお待ちください。

3検査前の問診

MRI検査の前に、問診票のご記入をお願いします。(体内に金属製品があるかたはお申し出ください。特にペースメーカー!)

4検査

MRIは専用検査室で行います。所要時間は目的・条件・検査部位によって異なりますが、おおよそ約30分となります。

5結果

翌日以降に検査結果をご説明します。ただし、骨折等の緊急を要する疾患は当日説明となる場合もございます。

よくあるご質問

MRI検査中に眠ることは可能ですか?

検査中に動くと画像に影響が出る可能性があるため、眠らずに静かな状態を保つようお願いします。

MRI検査が受けられない場合はありますか?

MRI検査は磁場を使用するため、以下に該当する方は事前に当院スタッフにお知らせください。

MRI検査をお受けいただけない方

  • 心臓にペースメーカーをお持ちの方
  • 人工内耳をお使いの方
  • 体内に電子電機部品を埋め込んでいる方
  • 妊娠中の方、またはその可能性がある方(胎児への安全性が、完全には確認されていないため)
  • MRIの開口部に体が収まらない、または検査部位がコイル内に収まらない方

MRI検査を受けていただけない可能性のある方

  • 人工弁手術を受けたことのある方
  • 手術によりワイヤー、人工関節、脳動脈瘤クリップなどの金属を体内に装着している方
  • 閉所恐怖症の方、密閉された空間が極端に苦手な方
  • 心臓にステント等を埋め込んでいる方
  • 避妊リング等を使用している方
  • 歯列矯正をしている方
  • インプラントをしている方
  • 増毛パウダーを使用している方
  • 入れ墨をしている方
  • MRI検査で気分が悪くなったことがある方
  • 金属類を目に入れている方、またはその可能性のある方。
    (当院のMRIは従来のMRIに比べ閉塞感が圧倒的に少ないですが、それでも閉所恐怖症の方の中には検査が困難な場合もあります。)

MRI検査室に持ち込めないもの

  • ピアスやネックレスなどの貴金属類
  • ブラジャーなど金属を含む下着類
  • ベルトやファスナーのついた衣類
  • 保温下着(ヒートテックなど)
  • 磁気治療器(エレキバンなど)やカイロ
  • カラーコンタクトレンズ

など

MRI検査が受けられない場合、どのような代替方法がありますか?

MRI検査が困難な場合は、CT検査(他院で実施)または超音波検査を行います。

MRI検査を受ける前に注意することはありますか?

金属が皮膚にある状態では火傷をおこすことがあります。以下のことに注意してください。

  • 刺青がある場合は、基本的に中止します。(本人納得の上での施行は可能です)
  • 金属を含む化粧はしないでください(濃いアイシャドウ、マスカラ、ラメ入りのマニキュアなどは金属が含まれている可能性があり、発熱して画像に影響を与えることがあります)。
  • 金属が付いた下着は着用しないでください。

MRIの費用

  1割 3割
MRI検査 約1,500円 約5,000円

※別途診察料などがかかります