エルシトニン注射を中止しました|骨粗しょう症・膝治療の新しい方針
エルシトニンを中止した理由
当院ではこれまで、エルシトニンという注射薬を、骨粗しょう症や膝の変形性関節症の治療として使用してきました。
エルシトニンは、以前は骨や関節の痛みを和らげ、病気の進行を抑える可能性がある薬として用いられていました。
しかし研究が進み、骨粗しょう症や膝関節症に対して、骨や軟骨の進行を止める効果は確認されていないことが分かってきました。
特に骨粗しょう症については、より効果が高く骨折予防効果が明確な薬剤が登場し、今年の治療ガイドラインではエルシトニンは「推奨しない」と位置づけられています。
こうした医学の進歩をふまえ、当院ではエルシトニンの使用を終了することとしました。
骨粗しょう症の今後の治療方針
骨粗しょう症は、骨密度を測定したうえで、治療が必要かどうかを判断します。
必要な場合は、現在のガイドラインに沿って、患者さんに適した薬剤を選択します。
膝の痛みに対する今後の治療について
エルシトニン中止後は、まず痛みの経過を確認します。
痛みが続く場合はMRIで膝関節の状態を詳しく検査し、結果に応じて**ヒアルロン酸注入や運動療法(運動器リハビリ)**を組み合わせた治療を行います。
当院の考え方
当院では、現在の医学で効果が確かな治療を選ぶことを大切にしています。
治療内容について不安や疑問がある場合は、いつでもご相談ください。