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ガングリオンとは?

ガングリオンとは、なかにゼリー状の物質の詰まった腫瘤(しこり)です。米粒くらいの大きさからピンポン玉くらいのもの、柔らかいものや硬いものなど、さまざまな大きさや硬さがあります。

原因

ガングリオンができる明確な原因はまだはっきりとわかっていません。メカニズムとしては、滑液が何らかの原因で袋の内部に詰まり、時間とともに濃縮されてゼリー状になったものと考えられています。ガングリオンは手の指の付け根や腱鞘、関節の周辺に発症しやすく女性に多く見られます。

症状

通常は無症状のことが多くそのままにしていても問題ないですが、ガングリオンが神経を圧迫するほど大きくなると、痛みや痺れ手足の動かしにくさといった症状が現れることがあります。子供~高齢者まで幅広く見られるが、特に20~50代の女性に多いです。

エコー診断と治療

基本的に診察にて問診と視診、触診を行います。腫瘤に注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できれば、ガングリオンと診断できます。なかにはガングリオンと似た症状の疾患もあり、必要に応じて当院ではエコー診断を行います。

保存療法

腫瘤に注射針を刺して、注射器でゼリー状の内容物を吸引します。数回この治療を行えばガングリオンがなくなる事もあります。

手術療法

繰り返し内容物が溜まる場合には、手術による除去が行われることがありますが、手術しても再発の可能性もあります。