五十肩とは
2024.12.27
五十肩とは
五十肩は、肩の痛みと動きにくさが主な症状の病気です。
中高年の方によく見られますが、誰にでも起こる可能性があります。
なぜ起こるの?
加齢による変化:肩を構成する骨、軟骨、靱帯、腱が老化して炎症を起こします。
血管と神経の異常:新しい血管ができ、それに伴って神経も増えることで痛みが生じます。
姿勢の影響:背中が丸くなると、肩の位置が変わり、筋肉に負担がかかります。
どんな症状がある?
初期:肩から腕にかけての痛み、夜間の痛み
後期:痛みは減るが、肩が動かしにくくなる
研究によると、患者さんの半数以上で腱が劣化しています
治療法
運動療法:痛くない範囲で肩を動かすことが大切です。
温熱療法:ストレッチと組み合わせると効果的です。
薬物療法:消炎鎮痛剤を使うこともあります。
手術:長引く場合は手術を検討することもあります。
回復の見通し
多くの場合、時間とともに自然に良くなります。1ヶ月で治る人もいれば、1年以上かかる人もいます。適切な治療を受けることで、回復が早まる可能性があります。
アドバイス
焦らず、ゆっくり治療に取り組みましょう。重い物を持つのは控えめにしましょう。慢性期には肩を冷やさないようにしましょう。痛くない範囲で、自宅でもできる運動を続けましょう。専門家の指導を受けながら、適切なリハビリを行うことで、痛みの軽減や肩の動きの改善が期待できます。