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「痛みがない=治った」ではありません

「痛みがない=治った」ではありません

ケガをした後、
「もう痛くないから大丈夫」
そう感じる方は少なくありません。

しかし実際には、痛みがなくなることと怪我をした部分が完全に治ることは別ものです。

痛みは“警報”、治癒とは別の話
痛みは体が出す「これ以上無理をしないで」という警報です。
ただし、傷ついた組織が完全に治りきる前に、痛みだけが先に軽くなることがあります。

「痛くないから大丈夫」と思って動かしてしまうと、かえって回復を遅らせてしまう場合があります。

例①:骨折の場合
骨は治る過程で「仮骨(かこつ)」という骨の赤ちゃんを作ります。
固定が不十分なまま動かしすぎると、
仮骨が必要以上に作られすぎて太くなり、
関節の動きが悪くなることがあります。

例②:脱臼後の場合
脱臼は関節が元の状態に整復されると痛みが大幅に軽減されることが多いです。
靭帯や腱、関節包が十分に修復しないまま動かすと、骨を正しい位置に保つ“支え”がない状態になります。

その結果、

•関節の動きが制限される

•不安定感が残る

•再発しやすくなる

といった問題が起こることがあります。


「固定」は治すために必要な時間
ギプスや装具、テーピングなどの固定は、
「動かさないため」ではなく、
傷ついた組織を正しく治すための大切な期間です。

痛みがなくなっても、
お医者さんやリハビリの先生からOKが出るまでは、自己判断で固定を外さないようにしましょう。

しっかりと固定期間を守ることが、
結果的に回復を早め、後遺症を防ぎます。

当院では、レントゲン・MRI・エコー検査を用いてケガの状態を正確に確認し、
「動かさない時期」「少しずつ動かす時期」「しっかり動かす時期」を段階的に判断しています。
その時期に合ったリハビリを行いますので、ケガをされた際は安心してご相談ください。