ランナー膝
2025.08.28
ランナー膝とは…
膝の外側で腸脛靭帯が骨と繰り返し擦れることで炎症が起きるスポーツ障害です。
原因…
原因は膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨と接触して炎症を起こし、痛みが発生します。特にマラソンなどの長距離ランナーやバスケットボール、水泳選手に好発します。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足、ウォームアップ不足、休養不足、硬い路面、硬いシューズ、O脚などが原因になることが多いです。
スポーツをやっていなくても自転車の漕ぎすぎでなることもあります。
症状…
膝関節の上外側周辺に痛みが出ます。腸脛靭帯の走行に沿って放散痛が発生します。
初期は運動後に痛みが発生して、休むと無くなっていくのですが、運動を続けていると痛みは増していき、痛み自体が引きにくくなってしまいます。
予防法と治療法
1.痛みが出始めたばかりは安静にして、冷却することで炎症を取り除く必要があります。
2.炎症が引いたらストレッチをして、緊張が増加している腸脛靭帯の柔軟性を確保しましょう。
3.痛みが出ない範囲で筋力トレーニングを始めましょう。臀部の筋肉、大腿外側の筋力をつけることにより再発防止となります。
4.局所へのステロイド注射が有効なことが多いです。
このような予防法・治療法で治らない場合は手術治療も検討されます。
☆大腿外側のストレッチをしていきましょう!
1.床に座り片足を伸ばします。
2.伸ばした足の外側にもう片方の足をクロスさせます。
3.体を伸ばした足の方へ捻り、30秒キープします。
4.逆側も同じく行います。