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五十肩の急性期と慢性期

五十肩(肩関節周囲炎)は、その進行によって「急性期」と「慢性期」に分けられ、それぞれの時期で症状や適切な対処法が異なります。

〜急性期〜

《症状》

肩のあたりが重苦しく、何もしなくてもズキズキと痛む「安静時痛」や、夜間に痛みが強くなる「夜間痛」が頻繁に現れ、寝返りなどで目が覚めてしまうこともあります。

《対処法》

まずは安静にし、炎症を鎮めることが最優先です。無理にリハビリ等で動かさず、安静を保つことが大切です。

炎症が強い場合は、患部を冷やすことで痛みが和らぐことがあります。

場合によってはステロイド関節内注射を行い炎症を抑えます。

〜慢性期〜

《症状》

急性期のような激しい痛みや夜間痛は和らいできます。痛みが緩和する代わりに動かせる範囲が著しく狭まる「拘縮」が進行します。

腕を高く上げられない、後ろに回せないなど、日常生活に支障をきたします。

《対処法》

拘縮の改善を目的としたリハビリテーションが重要です。無理のない範囲で関節可動域訓練やストレッチ、筋力訓練を積極的に行います。

入浴やホットパックなどで肩を温め、血行を良くすることも重要です。

⭐︎五十肩の治療は、急性期と慢性期によって対処法が大きく異なります。それぞれの病期に合わせた適切なアプローチが大切です。

自己判断せずに、まずは当院にご相談ください