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変形性股関節症について

どんな病気?

股関節の軟骨がすり減り、痛みや動かしにくさ、歩きにくくなる病気です。

日本では 発達性股関節形成不全 が原因となることが多く、女性に多くみられます。

発達性股関節形成不全とは、生まれつき股関節のかみ合わせが浅い状態のことで、若い頃は症状がなくても、中高年になって軟骨の負担が増え、痛みが出てくることがあります。

おもな症状

● 動き始めに足の付け根が痛む

● 動作のたびに痛みが強くなる

● 足が伸びにくくなり、長さに差が出る

● ひどい場合は安静時にも痛む

治療方法

1. 保存療法(まずはこちら)

◆ ダイエット

体重が1kg増えると股関節には 約4kgの負担 がかかるといわれます。

適正体重の維持が大切です。

◆ 運動療法

① プール歩行

浮力で自重が軽くなるため、痛みが強い方でも取り組みやすい運動です。

② 貧乏ゆすり(ジグリング)

椅子に座って足先を いろいろな方向 に軽く揺らす運動です。

関節の健康維持に役立つ可能性があります。

痛みの出ない範囲でこまめに行いましょう。

◆ 薬物療法

痛みや炎症を和らげる薬を使います。

2. 手術療法

人工股関節置換術 により痛みが大きく改善し、歩きやすくなります。

おすすめの運動

仰向けで膝を立て、お尻を上げて5~10秒キープ → ゆっくり下ろす

腰を反らせすぎないように注意しましょう。