扁平足について
2025.09.06
扁平足とは、足の裏にある土踏まず(アーチ)が低下または消失している状態を指します。土踏まずは、歩行時の衝撃を吸収し、身体のバランスをとる重要な構造です。このアーチがなくなることで、足裏全体が床につくようになり、見た目も平らな印象になります。
扁平足には先天性(生まれつき)のものと、後天性(加齢や筋力低下、外傷など)によるものがあります。子どもの頃は土踏まずが未発達で扁平足に見えることもありますが、多くは成長とともに自然にアーチが形成されます。
症状
軽度の扁平足では痛みなどの症状はないことも多いですが、進行すると以下のような症状が現れることがあります
•足裏や足首の痛み
•疲れやすい、長時間歩けない
•膝や腰への負担増加
•姿勢の乱れ、猫背の原因にも
また、スポーツをしている人の場合は、扁平足が原因でパフォーマンスが落ちたり、怪我をしやすくなるケースもあります。
対処と予防法
扁平足はすぐに治るものではありませんが、日常の中で改善や予防が可能です。
•インソールの活用:アーチをサポートする中敷きを使う
•足の筋トレ:タオルギャザーやつま先立ちで足裏の筋肉を鍛える
•正しい靴選び:大きすぎず小さすぎず自分に合ったサイズを履く
•整形外科などへの相談:痛みや不安がある場合は専門家へ
まとめ
扁平足は見過ごされがちですが、体全体のバランスや健康に大きく関わる問題です。足の痛みや疲労感を伴うだけでなく、膝や股関節、腰など他の部位の疾患を合併するリスクも高めてしまいます。足裏の痛みのある方はご相談ください。